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2012年11月30日 金曜日

相続専門税理士がお届けするブログ

法律と慣習の違い


柴岡です。

地主のお客様にお話をお伺いすると、代々続く土地は
長男が継ぐという考え方をお持ちの方が
いらっしゃいます。

日本で昔からある慣習「家督相続」に基づくものです。

しかし、この慣習が、時にトラブルを
招くことがあります。

民法の相続分は
第一順位→子ども
第二順位→親
第三順位→兄弟

と決まっており、子どもなど、同一順位の相続人が複数人いる場合は
子どもの人数で更に均等に相続分を按分します。

長男だからたくさん財産をもらえる、という考え方は
法律上の根拠に基づくものではないのです。

「法と慣習の間に乖離がある」と、先日新聞にも
書いてあるのを読みました。

親世代と子ども世代、
世代間でも考え方に違いがあります。

時代の流れとともに、
考えや慣習は変わっていくものです。

相続税に限らず、時代に法律が追いつかないものが
実は結構あるのです。

投稿者 税理士法人 K&K Japan | 記事URL

2012年11月29日 木曜日

相続専門税理士がお届けするブログ

代襲相続について

三ツ本です。


代襲相続とは、被相続人の死亡以前に相続人となるべき人が死亡していた場合に、その相続人の直系卑属が相続人に代わり相続することをいい、この者を代襲相続人といいます。

例えば、相続人が妻、子供二人の場合、子供の一人が先に亡くなっていた場合にその子供に子供(被相続人から見ると孫)がいた場合にはその孫が代襲相続人になります。さらにその孫が亡くなっていた場合にはその子供(被相続人から見るとひ孫)がいる場合には、そのひ孫が代襲相続人になります。

ただし、被相続人の兄弟姉妹の代襲相続は、その子供までしかできないとされています。

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2012年11月28日 水曜日

相続専門税理士がお届けするブログ

戸籍のお話(その5-明治31年式)


おはようございます。大森です。
今日は明治31年式・大正4年式戸籍のお話です。

<明治31年式>
基本的には明治31年式戸籍は明治19年式を踏襲しています。

以前もお話したとおり、当時の戸籍は家制度を前提に作られています。
そのため、戸籍の編成原因として『家督相続』がありました。
この明治31年式には、新たに『戸主となりたる原因及び年月日』欄が設けられました。
また、隠居・後見人・家族員の失踪等の情報も記載されました。


<大正4年式>
明治31年式で追加された『戸主となりたる原因及び年月日』欄が廃止されましたが、
これ以外の大きな変更はありません。

この頃から戸籍は「戸口調査書」という性質から「身分登録簿」の性質へと変化していきました。
また、現在40~60歳台の方が親御様を亡くされた際には、この様式の戸籍を請求する事となります。
意外と身近な存在なんですね。

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2012年11月27日 火曜日

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『私たち、子供のいない夫婦です・・・』


子供がいないご夫婦の場合、例えば旦那様が先に亡くなるとします。遺言書がないと
法定相続分は、奥様が3/4、旦那様の兄弟が1/4となります。遺言があれば、奥様に
100%遺すことができます。(兄弟には遺留分がないためです)
では、自分亡き後、奥様もいずれ他界します。その際奥様が承継した財産は、どうな
るのでしょうか?奥様に遺言がなければ、奥様の親族に承継されていくこととなります。

「私の先祖から引き継いだ財産であり、妻には相続させたいが、その後は自分の一族
に戻したい」
「妻にその旨の遺言書を書いてもらったとしても、自分亡き後、遺言を書き換えることも
自由だし・・」

こういった旦那様の思いを生かすために、何か良い方法はないのでしょうか?
次の二つが考えられます。
①旦那様の親族である甥、姪をご夫婦の養子とする。
②信託を利用する。
 (受益者連続型信託、又は、後継ぎ遺贈型信託といいます)
 上記①の養子だと奥様の同意が必要となります。そこでこの民事信託を活用します。
信託といっても、銀行や証券会社が提供している"遺言信託"とは全く違います。
旦那様は自分の死亡後、奥様に相続させ、その後、自分の甥に相続させ、その後、そ
の甥の子供に相続させる、ことを指定するという、"信託契約"をするのです。
この信託により、奥様に相続させた後、奥様亡き後は、再び、自分の血族に財産を承
継させることができるのです。
遺言ではここまで指定できません。

『先祖から引き継いだ財産を、この先もずっと自分の一族に遺して行きたい』
この思いを実現する方法は、上記②の信託法がベストです。。
では、税理士の白石でした。

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