資産税の小部屋

2012年10月26日 金曜日

非上場株式③

こんにちは、柴岡です。

非上場株式の評価は、会社の大きさによって
計算方法が異なります。

従って、非上場株式の評価を行う際にまず一番初めに行うことは、
"会社の大きさ"を決めることです。

これを専門用語で、「会社規模の判定」と言います。

大きい会社を「大会社」、小さい会社を「小会社」、真ん中の会社を「中会社」
に区分し、更に「中会社」は「中の大」、「中の中」、「中の小」に区分します。

"大きさ"は何で図るのかというと、
「従業員」、「会社の総資産」、「取引金額」を総合的に勘案して図ります。

また、業種によって標準的な従業員数が異なるため、その会社の業種を
「卸売業」、「小売・サービス業」、「その他の業種」のいずれかに分類します。

ちなみに税理士試験では、「この会社は大会社です。」と資料が与えられ、
会社規模の判定を自分で行うことはあまりありません。

会社規模の判定は、非常に難しいということです。